電気学会 シンポジウム
「欧米大停電の教訓は何か?」

 北米ならびに欧州で発生した大停電発生の概要、原因と対策、わが国への教訓を述べ,わが国の電力系統設備形成・運用・安定供給を支える技術等について解説する頭記シンポジウムを本年5月に東京地区で開催しました。その結果、定員を上回る多数の申し込みと参加を戴き、その後も多くの問い合わせいただいております。
 
 今回、上記の状況を踏まえ、関西地区で同シンポジウムを開催することといたしました。奮ってご参加願います。


 
日 時: 平成16年12月20日(月)14時〜17時
場 所: 中央電気倶楽部 5階ホール(大阪北区堂島浜2-1-25)ドージマ地下センター南詰を南側に上り,右へ50m,左側のレンガ作りの建物
参 加 費 : 無 料(先着400名様まで。一般の方々にも参加いただけます。)
参加申込方法 : 氏名、連絡先(学校・会社名,所属,電話番号,E-mail)をご記載の上,e-mailまたはFAXにて次へお送り願います。
電気四学会関西支部
E-mail:denki4g@ares.eonet.ne.jp
Fax :06-6341-2534
 
なお、電気学会関西支部ホームページもご利用下さい。
問 合 せ 先: 〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25 
中央電気倶楽部内 電気四学会関西支部
主 催:  社団法人 電気学会 
共 催:  電気学会関西支部

プ ロ グ ラ ム
 ・導 入
「これまでの大停電事故と事故波及メカニズム」 横山 明彦 氏(東京大学)
(内容)
 過去に発生した大規模停電を概観し,事故波及の様々な様態について簡単に紹介する。

 ・講演1
「昨年の北米、欧州での大停電の事象解説」 谷口 治人 氏(電力中央研究所)
(内容)
 昨年8月来の北米と欧州で発生した事故波及による大規模停電の経緯を平易に解説し,その原因と対策について,技術的な観点から解説する。

 ・講演2
「北米北東部停電の海外調査とわが国への教訓」 岩野  宏 氏(資源エネルギー庁)
(内容)
 昨年夏の北米北東部停電に関する海外調査の結果概要を報告するとともに,この停電が示すわが国への教訓について考察する。

 ・講演3
「わが国の電力系統設備形成」 田村 和豊 氏(関西電力)
(内容)
 くし型系統といわれるわが国の基幹系統構成が、欧米のループ、メッシュ構成と大きく異なる点等を中心に、わが国電力系統設備形成面の特徴を述べる。

 ・講演4
「わが国の電力系統運用」 松沢 邦夫 氏(東京電力)
(内容)
 電力系統の信頼度確保は電力設備の短絡・地絡電流の耐量限界や設備の過負荷限界、電力系統の電圧安定性や過渡安定度限界を予め把握し、万一、重大事故が発生しても対応策をとれる系統状態にしておくことが重要である。この事前の技術検討を系統運用計画といい、具体的な検討プロセスや運用管理の方法などについて述べる。

 ・講演5
「わが国の系統保護と安定化システム」 竹尾  聡 氏(中部電力)
(内容)
 系統事故に対する保護体系ならびに事故波及を防止するための系統安定化システムを主体に,大規模停電防止への対応を述べる。

 ・討 論

e-mail:jimkyoku@iee.or.jp
更新日 2004年10月20日
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