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技術報告第1475号 保護制御システムにおける計器用変成器と関連技術の現状と動向

編者 : 保護制御システムにおける計器用変成器と関連技術の現状と動向調査専門委員会
発行日 : 2020年03月10日
発行元 : 電気学会
保護制御システムに必要な計器用変成器(変流器:CT,計器用変圧器:VT)の仕様や回路設計については,過去より現在まで踏襲されているものの体系立てて整理されていなかった現状であり,そうした設計に関する技術的根拠などの知見についてとりまとめた。具体的には,CT,VT の選定方法と適用実態,CT,VT に対する要求事項が本体設計に与える影響,CT,VT の配置,二次回路設計方法,保護制御システムとのインタフェース,実フィールドで発生するCT,VTに関する諸現象と対策について,国内における実設備に対する調査結果に基づいてまとめられており,ユーザおよびメーカの双方にとって実用的な内容となっている。
一方,海外においては,IEC 61850-9-2 に基づいたマージングユニットによってCT,VTの二次出力をディジタル値化し,その電流,電圧データをプロセスバス上で共通利用するディジタル変電所が適用されつつあり,こうした新しい技術についても,国内外の動向や適用事例についてまとめている。このように本報告書は,CT,VTに対して過去の技術から未来を見据えた技術までを包含した内容となっており,保護制御システム分野に携わる技術者のみならず,フィールドの第一線で活躍する電力関係技術者,そして次代を支える若手技術者や学生の技術資源として活用することができる。
A4判/97頁
1,001円
(1,428円)

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